項 1 / 8
目的と使う場面を知る
何ができるようになるか、何のために学ぶかを確認します。
今回できるようになること
受付→保存の順で、別要求r2の失敗は混ぜない。
この節で学ぶ理由と、前後の節とのつながり
このセクションの位置づけ
なぜ、今これを学ぶのか
共有書類の内容が変わり、見覚えのない操作記録があります。慌てて全て消す前に何を確認すべきでしょうか。
この後、何につながるか
記録を残して直し、戻す手順を、次の共有書類の事故で自分で組み合わせます。
実務では、どんな場面?
この節の本文で学んだことを、同じ要求の記録を時刻順に並べて報告する実習で確かめます。扱う情報は配布した架空データだけです。
読み始める前に:この節の前提と言葉
共有書類の内容が変わり、見覚えのない操作記録があります。慌てて全て消す前に何を確認すべきでしょうか。
- インシデント
- 安全な運用を損なう出来事
- 封じ込め
- 被害が広がらないようにする対応
書類の内容が変わっていたら、気づいた日時、書類の名前、変わった箇所を記録します。操作記録()にアカウント名があっても、誰かがそのアカウントを盗んで使った可能性があり、実際の人物まで決まるわけではありません。攻撃か操作ミスか分からない段階でも、見つけた事実を担当者に知らせます。「記録にこう書かれている」と「この人が行ったと思う」を分けて伝えてください。
矢印の順に、何が行われるかを読みます。
- 変わった書類:名前と変わった箇所
- 気づいた日時:時刻の基準も残す
- 担当者へ報告:分からないことは断定しない
記録のアカウント名だけで、現実の犯人は決まりません。
- 状況と担当者を確認
- 被害を止め、記録を残す
- 原因を直して書類を戻す
- 使えるか確認し、報告
まず会社で決められた担当者へ連絡し、自分に認められた範囲で対応します。公開中の書類の共有を止める、使われたアカウントを止めるなど、被害を広げない対応を封じ込めといいます。端末の初期化やの削除は、原因を調べる記録まで失う恐れがあります。一方、被害が続いているなら停止を急ぐ必要もあります。実際の作業順は状況と会社の手順に従って決め、この練習の順番をどの事故にもそのまま当てはめないでください。
並んだ項目は、別々に確認する観点です。操作する順番ではありません。
- 担当者へ連絡:会社の手順を確認
- 被害を抑える:許された範囲で共有などを止める
- 記録を守る:初期化やログ削除に注意
被害の進行に応じて優先順位は変わります。この並びをすべての事故に固定しません。
盗まれたパスワードや、誰でも書き換えられる共有設定を残したまま書類だけ戻すと、再び同じ被害が起きる恐れがあります。原因への対応を確認してから、正常なバックアップを別の場所へ戻し、必要な書類を開いて仕事ができるか試します。誰が復旧を認めるのか、誰へ結果を伝えるのかも確認します。
矢印の順に、何が行われるかを読みます。
- 原因への対応:盗まれた認証情報や共有設定
- 正常なコピーを戻す:別の場所へ復元
- 仕事で使えるか:動作を確かめ復旧を承認
書類だけを戻して原因を残すと、再び同じ被害が起きる恐れがあります。
今回のexercise.pyは時刻帯の違う記録を扱います。requestがr1の行を選び、datetime.fromisoformatで文字列を時刻に変換して並べます。別の要求r2は時刻が近くても混ぜません。
受付から保存までの順序を結果で確認し、どの行が根拠かを書きます。前の図の記録保全・連絡・原因修正・復元は事故対応全体の考え方です。この課題では端末の停止や連絡の送信を実行せず、処理の事実を正しく報告する部分を練習します。
- 同じrequestの行を選ぶ
- 時刻帯を含めて時刻に変換
- 受付から保存の順で報告
別の条件で使う準備
架空の総合案件で自分で必要な作業を選ぶ
- 何が起き、どの記録が残り、担当者からどの手順を頼まれたかを確認します。
- 操作の順番を一つ変え、記録や復旧した文章にどう影響するかを比べます。
- 原因を直してから戻す理由と、記録だけではまだ分からないことを説明します。
ここでは実務で条件が増えた場合の考え方も紹介しました。今回の実習で操作する範囲は、次の「自分のパソコンで確かめる」で確認します。追加の別課題を提出する必要はありません。
同じ要求の記録を時刻順に並べて報告する
本文の知識を、この実習でどう使うか
同じ瞬間でも日本時間とでは表示が違います。文字の順ではなく時刻として比べ、同じ要求の行だけを並べます。
- requestの一致
- 時刻帯を含めて並べる
- 受付から保存まで
結果が違ったときに考えること:別要求の失敗を混ぜると結論が変わります。の条件と、datetimeで時刻に変換したかを別々に確認します。
受付→保存の順で、別要求r2の失敗は混ぜない。
WindowsまたはMacの操作手順、準備に失敗したときの確認方法、実行コマンドは実習画面に用意しています。ページ下部の「準備から実習を始める」から進んでください。
この実習の架空データで確認した結果です。実際の利用者や本番システムの安全性を保証しません。